2010年10月 4日

情報の政治化

池田信夫の「使える経済書100冊」という本の中に、「日本軍のインテリジェンス―なぜ情報が生かされないのか (小谷賢著)」という本が紹介されていました。

第二次世界大戦時、日本軍の暗号解読能力は高かったものの、解読した情報はほとんど戦略決定に生かされていなかったという。

暗号解読や、その他重要な情報のような客観的な情報よりも、組織内の駆け引きや既成事実(例えば、分析結果では劣勢だったのに勝ったころがあるというような)が優先され、政治的に優勢な勢力がデータを都合よく解釈する(今回も劣勢だが勝つ可能性はあるといった)「情報の政治化」が起こっていたんだと。

この書評を読んで、現代にも思い当たる節はたくさんありそうだと感じました。

正しい情報かどうかよりも、自分の好き嫌いや経験などを優先させて意思決定している例は世の中にはたくさんあると思います。

つまり、世の中は「正しいこと」よりも「政治的に優勢なこと」で動いてるってこと?

よく考えると今の日本の政治のやり方などは、まさに日本軍と同じで、学者などが唱える膨大なデータを分析した結果を無視し、良く分からない政治判断で良からぬ方向に進めようとしています。

結局「負ける」ことによってしか気がつかない民族なのかもしれません。

そうすると、例えば日本の財政は一旦破たんするまで突き進むということになりますね。

その時何をすれば良いのか?

ある程度想定して考えておく必要がありそうです。

さて、昨日の食生活と体脂肪計の結果です。

朝食:ホットケーキ、ミカン、コーヒー
昼食:肉うどん、イカ天、エビ天、鶏天
おやつ:ビール1本
夕食:ごはん、野菜炒め、ポテトサラダ、お味噌汁

体重:64.0kg
基礎代謝:1533kcal
筋肉率:34.0%
体脂肪率:16.4%
BMI:22.7
内臓脂肪レベル:8
体年齢:36歳

想定の範囲内の数値です。

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コメント[2]

そのときに備えるために考えておかなければならないということは、この前、本田さんもおっしゃってましたよ。情報の政治家・・・うちの会社もそんな感じです。とほほ。

あくあさん>ただ、「正しい」と何を持って判断するのか?が一番難しかったりするんですよね。その辺がこの問題の深いところだと思います。

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