夏休みの風景

出張に行く新幹線の中で、3,4年生くらいの男の子と女の子の兄弟に、前の座席に座っていた50歳代のおばさんが話しかけていました。
どうやら子供二人で親類宅へ旅行中の様子で、そんな二人を気遣って話しかけていたようです。

その様子をみて、同じくらいの年頃に新幹線で親戚宅に妹と2人で旅行した日の事を思い出し、懐かしい思いがしました。

確か、知らないおじさんが飲み物を買ってくれました。

飲み物を買ってくれると言われた時、一応遠慮して、どうしてもというのでお礼を言って買ってもらいました。

おじさんから「お兄ちゃん、小さいのにしっかりしてるね。妹連れて旅行なんて偉いね。」なんて言われて、ちょっと成長した自分を自覚し、褒められてくすぐったくて、とても嬉しい気持ちになったのを覚えています。

思い返すと、小学校の頃から夏休みになると、新幹線や、船、電車、バスを乗り継いで、九州から四国の祖母宅へ一人でよく行っていました。

その旅の途中、きっと誰が心配して声をかけてくれました。

一人で旅行していたけど、周りの知らない人が常に見守っていてくれたんてすね。

今は通学にも父兄が付き添う時代です。

知らない人に対する警戒感はかつて以上でしょう。

でも、子供は大人が思っている以上にしっかりしてるんですよね。

ちゃんと人をみて判断出来ます。

いま思うと、こういった経験が、自覚と責任感を養ったんじゃないかと思います。

もうこういった風景は無いのかと思っていまらまだあるんですね。

今は自分が見守る側です。

ちょっとホッとした出来事でした。

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