この前、子供達が見ていた少女アニメ「プリキュア」の最終回を、用事をしながらチラチラ見ていました。
知らない人に簡単に説明すると、「プリキュア」は子供向けの人気アニメシリーズです。
それぞれのシリーズのテーマは異なりますが、現在のシリーズは、幸せのメロディを完成させる為に音符を集めているプリキュアが、それを阻止しようとする悪役の「ノイズ」と戦うというストーリー。
そのシリーズの最終回です。
最終回は、ノイズの圧倒的な強さにやられて、みんな石にされてしまったんだけど、奇跡的に幸せのメロディが完成して、そのメロディにより、みんな元に戻るという流れです。
ここまでは良くあるストーリーですよね。
無事に世の中が幸せに包まれて、平和な世の中が訪れた時、悪役のノイズとなった変身前のキャラクターであるフクロウが現れ、一瞬緊張が走ります。
しかし、プリキュアは「喜びの裏側には悲しみがあるの。だからこれからは悲しも受け入れて行かなくちゃいけないの」といって、そのフクロウを暖かく受け入れるんです。
子供のアニメ番組ながらいい事言うなぁと思いました。
とかく物事を善悪で捉えがちで、気に入らないものは排除してしまう風潮がある世の中で、こういったメッセージは大切だと感じました。
子供達は細かい意味は理解していないと思いますが、何となく理解しているようです。
アニメを作る側も世の中の問題とかいろいろ考えてストーリー作ってるんですね。
こういったアニメを通じて、子供達には、喜びも悲しみもしっかり受け止められる立派な大人になって欲しいと思います。